印象に残った余興

短大時代、配ぜん人紹介所というところを通して、ウェイトレスのアルバイトをしていた。システムはわからないが、普通にウェイトレスのアルバイトをするより、配ぜん人紹介所を通す方が時給が高かったからだ。配ぜん人紹介所では、普通のレストランではなく、イベント会場やパーティー会場、結婚式場での仕事を紹介してもらったが、結婚式場のアルバイトはなかなか興味深かった。

仙台 結婚式場

一般のホテルより安く挙式できる簡易保険ホールなどでは、一日に何度も式が挙げられる。配ぜん人紹介所からの派遣ではあったが、花嫁さん控室の掃除や、お着物やドレス、小道具などを衣装室から各控室に運んだり、式場の受け付けや引き出物を配る役などもやらせてもらった。

立正佼成会

華やかな舞台の裏方仕事は案外重労働もあったのだが、やはり結婚式は誰かの一生に一度の晴れ舞台。華やかでめでたい場だ。ホールスタッフになったさいは、お客様に気配りする一方、挙式をまじかに見ることができた。新郎新婦のおいたち紹介や、友人からのスピーチ。場を盛り上げる余興も様々で楽しかった。

St.Patric Arcadia Church | 聖パトリック・アルカディア大聖堂

印象に残った余興で今ぱっと思い出したのが、メガネをかけたまじめそうな新郎の友人が、新郎との学生時代の苦労話など、なかなか泣かせる挨拶のあと、得意の曲を歌って披露したことだ。曲は平松愛理の部屋とワイシャツと私だ。結婚式に歌う曲としては珍しくないのかもしれないが、歌うのは新郎の友人、男性だ。スピーチの時は普通の声だったのに、曲を歌い出したら女の子みたいな声になったのだ。スピーチとの差は歴然で、その意外性に場はどっと盛り上がり、関係のない私にとっても結婚式の余興として印象に残ったワンシーンだった。